テレワーク普及に向けて一番必要なこと

一歩踏み込む社労士の村田です。

厚生労働省がテレワークの導入に向けて本腰を入れてきています。先日、7月24日に「テレワーク・デイ」を実施するという発表がありました。

テレワークとは、情報通信技術を活用して、オフィス外などで働く勤務形態です。育児をしながら自宅で仕事ができれば、主婦業の方を活用できますし、一般的な会社員にとっても通勤電車に乗るストレスがなくなります。会社にとっては、余分なオフィススペースを用意する必要がなくなりますし、土地の安い場所での仕事ができれば、過疎地の活性化にも役立って一石二鳥です。働く側にも会社にもメリットが大きいのですが、いざこれを普及しようとすると簡単ではありません。厚労省は東京オリンピックまでにそれなりの普及を目指しているようですが、私は難しいと思っています。

技術的、資金的な問題の前に、モチベーションの問題が立ちはだかるからです。

いくつかテレワークの導入が阻まれる原因はありますが、一番の問題は、技術者のマインドだと感じています。なぜならネットワーク管理者や企業のセキュリティ担当者はどんなに優れた制度でも技術的に「No」が言えるからです。

ネットワークをウィルスなどで攻撃する技術は、これもまたネットワーク同様に日進月歩です。つまり、昨日まで取られた対策が、今日は役に立たないということがあり得ます。ネットワークを担当する技術者から見れば、そもそもネットワークを外に出さないのが一番安全です。イタチごっこのイタチを追いかける時間もコストもかかりません。インターネットすら、本当は出したくないというのが本音でしょう。

特にセキュリティの問題になると、厳格な情報管理が求められる昨今では、例えそれが0.1%のリスクでも避けたい、というのが担当者のマインドです。そのリスクは、メリットほどの影響は無かったとしても、それが脅威のように伝えられます。

技術的なことが問題であるが故に、その脅威を理由に「No」と言われると、それが経営者であっても簡単にひっくり返すことができません。

テレワークは国としても重要な施策ですし、前述のように経営者にとっても労働者にとってもメリットがあります。経営者としては、技術担当者のマインドを変えるには「事故が無いこと」を評価することから、「新しい制度(テレワーク)を導入」することを評価されるように変える必要があります。

テレワークを入れることによるセキュリティのリスクは0にはなりません。しかし、テレワークにしないことによる人材流出のリスクもまた存在すると言えるでしょう。リスクに慎重になるのは当然ですが、リスクとメリットを天秤にかけたうえで、ぜひテレワーク導入にチャレンジしていただきたいと思います。テレワーク導入には助成金の活用(職場意識改善助成金)もできますので、ぜひご検討ください。

#職場環境 #テレワーク #助成金

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